バーコード加工における注意点

当コラムでも度々取り上げておりますが、カード作成の際の追加オプションとして、カード工房では様々な追加オプションサービスをご用意しております。
その内容は比較的ポピュラーなサインパネル加工やナンバリング加工、文字の印字や刻印といったものの他、少々専門性の高い加工としてバーコード加工があります。
バーコードそれ自体は世の中で販売されているあらゆる物品に印刷されており、会計や在庫管理などに欠かせないものであるため、その知名度はもはや言わずもがなですが、その種類についてはあまり知られていないというのが事実ではないでしょうか。

バーコードはその見た目は同じように見えても線の幅や記録されている情報の桁数などにより、対応できる情報量が非常に大きく変わります。
最もシンプルなものは数字の情報だけを記録したタイプのものであり、なおかつ偶数桁のみ表現できるものや逆に文字情報も記録できるような規格のものなど非常に多岐に渡り、用途やバーコードに登録したい情報によって用いるべき規格が変わってくるため、バーコード加工を行うにあたってはあらかじめこの部分についてご指定いただく必要があります。

診察券や図書館での貸し出し用として使用されることが多い規格として「NW-7」というものがあります。
こちらは0~9までの数字と一部のアルファベットと記号が登録できることで非常に利便性の高い規格として広く用いられておりますが、その一方で記録できる文字数が数千にも及ぶようなものもあり、そのような規格になると専門性が高すぎることもあり、その規格のバーコードを用いる必要性の部分から検討する必要が出てきてしまいます。

これはあくまで極端な例ではありますが、ただ「カードにバーコードを入れたい!」というだけではなかなか思うようにいかないのがこのバーコード加工の奥深さでもあるのです。
カードに用いるバーコードとして、どんなものが適しているのかについてはまず一度ご相談いただければ<弊社においても確認することができます。
また、既存のバーコードリーダーをお持ちの場合は、それをもとに適した規格を調べることも可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。